イップスって何?症状や改善方法を紹介

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今回は、イップスって何?症状や改善方法を紹介、という内容でお届けしたいと思います。

皆さんもスポーツをされている時に「あれっ、何かおかしい」、「昨日まで簡単にできてたのに」と、ある日突然動きに違和感を感じたことは無いでしょうか?

昨日まで、ついさっきまで、普通に出来ていた簡単な動作が急に出来なくなる。

部活動などで何度もやってきた基本動作が突然できなくなる。

とても頭を悩ませる症状です。

私もその経験を持つ一人ですが、本当に辛いですよね?

そんなイップスについて、イップスって何?症状や改善方法を紹介と題して、詳しくご紹介していきたいと思います。

 

イップスって何?

『イップス』って何?

それまで聞いたこともない言葉、ましてや自分の身に起こるとも考えていなかった症状でした。

私は小学校から野球を始め、高校と大学ではキャッチャーとして野球部の活動をしていました。

そんな私が大学二回生の時です、突如として近い距離、特にピッチャーへの返球が正確に出来なくなったのです。

これが『イップス』の始まりでした。 

キャッチャーの経験がある方ならおわかりかと思いますが、このポジションはピッチャーの投球のリズム、点差、回の進み具合、各ポジションの位置、相手打者の狙い、と他にもまだまだありますがただ座って投球を受けるだけでなく常にあらゆる事を想定していないといけないポジションです。

私は特にピッチャーとのリズムにはかなり気を使っていました。

ピッチャーが自分のペースで投げれるように、他の野手がピッチャーのリズムに合わせて守りやすいように、相手チームに試合の流れがいかないように・・・、と。

そんなある日、突然ピッチャーへの返球、その短い距離の送球がうまく出来なくなったのです。

それだけではなく、同じくらいの距離に力を抜いて投げることが出来なくなってしまいました。

この様に知らず知らずのうちにプレッシャーを感じ、思うように動けなくなっていったというのが私が経験した『イップス』です。

私の大学時代はヤクルトスワローズの古田捕手が全盛期。

そして、野村監督とともにクローズアップされている時代で、世間的にも『 敗戦はキャッチャーの責任 』という考えが強くありました。

それが体の萎縮に追い打ちをかけた形になったと思います。

 

イップスの症状や改善方法を紹介

ここでは『イップスの症状や改善方法は?という内容で書いていきます。

『イップス』の症状や改善方法は人により様々です。

私も長い間悩まされている『イップス』の症状ですが、わかりやすく説明していきたいと思います。

 

『イップス』の症状は?

イップスの語源は「yipe」(ひゃあ、きゃあ、うわっ、といった意味)という感嘆詞からきています。

簡単に説明すると、今まで出来ていたことが急に出来なくなることをイップスと呼んでいます。

そして、イップスは誰もがかかってしまう可能性があること、ゴルフ、野球だけでなくメンタル面が重要視される様々なスポーツにおいて、思い通りのプレーがどうしてもできなくなる症状の事を言います。

ゴルフでは昔からよく使われ、特にパッティングの際に起こることが多く見られます。

ゴルフでイップスにかかるプレーヤーが多いのは、それだけこの競技がメンタルのスポーツだと言うことの表れではないかと考えられています。

最近では、ゴルフだけでなく、様々なスポーツ(野球、卓球、テニス、サッカー、ダーツ、弓道等)において、イップスという言葉が使われるようになっていますね。

まわりから、または自分の心の中で生じるプレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまう、これがイップスです。

イップスは心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状で、局所性ジストニア(身体の一部が、自分の意識ではなく、無意識に筋肉が硬直してしまい、思い通りに身体を動かせなくなること)が原因の一つとしてあげられることもあります。

『イップス』の症状は精神的なプレッシャーにより、体が思うように動かなくなるというのが代表的なものとなっています。

そして、イップスになりやすい人には下記のような人が多いと言われています。

  • 真面目な人
  • 責任感の強い人
  • 完璧主義の人
  • 理論的に考えすぎる人
  • 周りの目を気にする人

成績を上げ、結果を残し、周りから信頼されている、そんな人が知らず知らずのうちにプレッシャーを感じて陥ってしまうようです。

私の場合は真面目で、周りの目を気にするをいう面を持っていた上に、チームのキャプテンであるという責任のかかる役目があったためにイップスという症状が出たのではと考えています。

そんな私以外にも悩まされている方はたくさんいらっしゃいますね。

最近ではスポーツの場面だけでなく仕事においても同じような症状が出ることも多いようです。

  • 集団の前で声が出づらくなる
  • 上司の前で話す時だけうまく話せない
  • 初対面の人を話す時に詰まる
  • 電話での第一声が出ない
  • 地声や低い声が出にくい

萎縮して思うようにいかないと言う点で同じ様に感じます。

ここぞという場面で普段の力発揮出来ない。

自分の最高のパフォーマンスを見せることが出来ない。

これほど辛いことは他にないと思います。

 

『イップス』の改善方法は?

『イップス』の改善方法ですが、根本的な原因は精神的なものによるところが多く、研究は進んでいるものの明確な治療法は未だにハッキリしていないようです

プロのアスリートなら深刻な問題ですね。

では、どのように改善するか。

簡単なことではありませんので、小さなことからで良いと思いますが、

  • 自信を取り戻すための場面を積み重ね、良いイメージを持って精神的に回復をする。
  • 良いイメージを増やすための反復練習を行う。

という事の繰り返しが大切かと思います。

野球を始めた頃に全く出来なかったことも、毎日の反復練習でいつの間にか出来る様になっていた、そんな感じで受け取ってもらえたらと思います。

これ以上に精神的な治療法を私も軽々しくお話をすることが出来ませんが、以下でこれは良いなと私も実践している簡単なトレーニングをご紹介します。

私の場合は、近い距離へ正確にボールを投げられないという症状でしたので、投げる動作の改善限定の方法になりますが、
  • 試合前のキャッチボールの前にボールを地面に叩きつける様に投げる
  • その際に腕を強く振り押し込む感じで投げる

というのを実践しています。

遠い距離も近い距離も腕を振って投げるという事が大切ですので、その感覚を思い出させるためには有効かと思います。

また、家の中で出来るトレーニングとしては、

  • ボールを持ち仰向けに寝転ぶ
  • ボールを耳の横から天井に向かってまっすぐな回転でスナップだけで投げる

というのも実践しています。

投げる時に特にボールのまっすぐな回転を意識して投げることで手首を柔らかくして抜く感覚を思い出すのには良いトレーニングかと思います。

良かったら一度試してみてくださいね。

 

実際にイップスになった人の声

内野手ですが、急に一塁への送球ができなくなりました。

卓球をしていますが、ファーストサーブが思うように打てなくなりました。

ゴルフのパッティングでカップのはるか手前のところで止まるようなパットしか打てなくなりました。

このように、様々なスポーツの場面で悩んでいる方が多いようです。

昨日までできた事ができなくなる。

何も考えずに動作の流れでできていた事が突然できなくなる。

私自身もそうでしたのでよくわかりますが、信じられない、訳がわからないといった状況です。

 

まとめ

『 イップス 』って?症状や改善方法は?という内容で書いてきましたがいかがでしたか。

日々、苦しい練習に耐え結果を出そうとしているひと、ただスポーツ純粋に楽しみたい人、そんな人達にとって『イップス』はとても厄介な存在ですね。

症状も様々、改善方法もはっきりしていないとなると、それぞれの打開策を見つけるための反復練習の繰り返ししか方法は無いのかもわかりません。

私の場合は、近い距離へ正確にボールを投げられないという症状でしたので先程ご紹介したトレーニングを続けることで完璧ではありませんが、かなり回復することが出来ました。

トレーニングしたことで試合で一つ不安な点をクリアし、そこから良いイメージを体に覚えさせることが大切ですね。

スポーツなら基本動作の反復練習、仕事なら日々の小さな結果を出す積み重ね。

『イップス』は精神的な部分によるところが多いので、小さな成功・結果から感じられる良いイメージを増やすことが大切だと思います。

難しい問題ですが、皆さんも悩みすぎる前に自分の中に常に良いイメージを持つための行動を心がけてくださいね。

余談ですが、『イップス』の悩みを抱え各所へ相談する方々で草野球をしているアマチュア野球の方の割合が非常に高い事を知り驚きました。 

なかなか一筋縄では改善できない厄介者ですが、プロのアスリートではないアマチュア野球人の私もこれからも克服を目指してトレーニングを続けていきたいと思います。

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