草間彌生直島なぜ?かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査! | 紆余曲折
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草間彌生直島なぜ?かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査!

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今回は、草間彌生直島なぜ?かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査!、という内容でお届けします。

香川県、草間彌生さんが直島のシンボルとして手掛けた黄色の「南瓜:かぼちゃ」のオブジェが、2021年8月の台風9号により破損。

台風による高波で海の中に落ち、桟橋に何度も打ち付けられ大きく破損していましたね。

ですが、2022年10月4日に旧作ほぼ同じ大きさで復元されています。

現在でも人気の観光スポット、直島のかぼちゃ。

では、草間彌生さんは、直島になぜこのオブジェを作ったのでしょうか?

かぼちゃのオブジェの場所や、いつからあるかも徹底調査していきます。

 

草間彌生直島なぜ?

ここでは、草間彌生直島なぜ?、という内容でお届けしていきます。

直島のかぼちゃオブジェは、1994年に開催された「Open Air “94 “Out of Bounds” —海景の中の現代美術展—」で公開され、設置されています。

27年もの間、同じ場所にこの作品があるのは驚きです。

では、草間彌生さんが直島を選んだのはなぜなのでしょうか?

 

草間彌生さんが直島を選んだのはなぜ?

「Open Air “94 “Out of Bounds” —海景の中の現代美術展—」は1992 年に開館した「ベネッセハウス」が、常設展で館内が充実し始めた頃に新しい企画として打ち出したものです。

館外の「自然」を生かすことを意識した、当時国内では珍しかった野外展で、この展覧会のためにつくられた作品を、美術館の中に置くのではなく、周囲の自然と調和させる形で設置することに挑戦した企画展でした。

その中でのコンセプトが、「どこにでもある瀬戸内の風景を、ここにしかない風景に変える」というものであった為、この場所に置かれています。

● 水に浮いているような唐突感を出したい

● できるだけ突端の部分に作品を置いてみたい

という狙いで、海の青や木々の緑に囲まれた風景の中で、より人々の目を引くよう黄色に彩色されているのも特徴です。

この場所に設置されているということに、「在るものを活かし、無いものを創る」「無名の場所を特別な場所へ作り替えていく」という大きなメッセージが隠れているんですね。

 

草間彌生

 

草間彌生(くさま やよい、1929年(昭和4年)3月22日 – )は、日本の芸術家。長野県松本市生まれ。
幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた。1957年(昭和32年)に渡米すると絵画や立体作品の制作だけではなくハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。
草間彌生のいくつかの作品は、水玉模様などの同一のモチーフの反復によって絵画の画面や彫刻の表面を覆うことが特徴の一つである。合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。カボチャをモチーフにした作品もしばしば見られる。

作者である草間彌生さんが、かぼちゃのモチーフに惹きつけられる理由としては、

  • かぼちゃが、どれ一つを取っても私たちと同じように、同じ形のものがないこと
  • 愛嬌があり気取りがなく、どっしりとしたフォルムであること

と言われていますね。

5、6年前には、「LOUIS VUITTON」の財布、「ワコール」のブラジャー、「ユニクロ」
など、沢山のブランドとのコラボ作品も出ていましたね。

そこから、草間彌生さんを知った人も多いと思います。

 

かぼちゃオブジェの詳細

  • 高さ:2メートル
  • 幅 :2.5メートル
  • 草間彌生さんの代名詞であるドット柄
  • 海に突き出した古い桟橋の突端部分に1994年から設置されている

今回、破損してしまったのは黄色地に黒のドット柄ですが、赤地に黒のドット柄のものも同じく直島の別の場所に設置されています。

 

かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査!

ここでは、かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査していきます。

草間彌生さんが直島に作ったかぼちゃのオブジェ。

かぼちゃのオブジェがある場所や、いつからあるかも徹底調査していきます。

 

直島のかぼちゃが置かれた場所は?

「直島」は「アートの島」と呼ばれる瀬戸内海に浮かぶ島の一つです。

3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」会場にもなっており、日本の離島の中で、最も現代アート作品が多く観られる島ですね。

 

瀬戸内国際芸術祭

直島をはじめとする、7つの島と香川県の高松港を会場とした芸術祭。

2010年に始まり、2013年、2016年と開催。

日本だけでなく世界中の有名アーティストが参加する、日本でも有数の芸術祭です。

 

直島へのルート

下記の二つのルートがあります。

  • 各都市から高松港(香川県)へ
  • 各都市から宇野港(岡山県)へ

  • 各港からフェリーで直島へ
  • 各港から高速船で直島へ

高松港から直島へは60分、宇野港から直島へは20分で到着。

便数が多い為、チケットは当日購入も可能です。

 

直島のかぼちゃはいつからある?

直島のかぼちゃは、1994年に開催された「Open Air “94 “Out of Bounds” —海景の中の現代美術展—」で公開されてからこの場所に設置されてます。

2021年8月の台風9号の高波で海の中に落ち、桟橋に何度も打ち付けられ大きく破損していましたが、2022年10月4日に旧作ほぼ同じ大きさで復元され、現在も同じ桟橋に設置されています。

 

まとめ

今回は、草間彌生直島なぜ?かぼちゃの場所やいつからあるかも徹底調査!、という内容でお届けしてきましたがいかがでしたか?

草間彌生さんが直島を選んだのはなぜなのか?

「どこにでもある瀬戸内の風景を、ここにしかない風景に変える」というコンセプトをもとに、

  •  水に浮いているような唐突感を出したい
  •  できるだけ突端の部分に作品を置いてみたい

という考えからこの場所になった事がわかりました。

直島のかぼちゃがの場所は、記事内の地図も参考にして頂けるとわかりやすいかと思います。

いつからあるのかも徹底調査しましたが、

1994年に開催された「Open Air “94 “Out of Bounds” —海景の中の現代美術展—」で公開されてからこの場所に設置されていることがわかりました。

「在るものを活かし、無いものを創る」「無名の場所を特別な場所へ作り替えていく」という大きなメッセージの意味が少しわかったような気がしますね。

再度展示されたかぼちゃのオブジェ。

今回ご紹介してきたこのオブジェと設置された場所に隠されていた意味を思い出し、改めてゆっくりとこの黄色いかぼちゃを眺めてもらえたらと思います。