今回は、AT限定男の割合と取得率は?MTとの違いや限定解除の方法も紹介!という内容でお届けします。
「最近の若い人は車に興味がなくなった」と聞くことが多くなりました。
確かに、私達の頃と比べると若者の車離れは進んでいるように思います。
それに伴い免許の取得率にも変化が出てきています。
AT限定免許取得の男の割合の変化もその一つですね。
今ではかなりの少数派となってしまったMT運転との違いや、MT車を運転するために必要な限定解除の方法もご紹介していきたいと思います。
AT限定免許の男の割合と取得率は?
免許はAT限定しかない。
っていうか、今の国産車、ほとんどAT。
数十年後、自動運転&電気自動車かな❓#AT限定免許 pic.twitter.com/kFyxsw5tuG— 桜ノ宮京橋@打倒新型コロナウイルス‼️ (@pmUUw9akLAj911T) November 1, 2020
ここでは、AT限定免許の男の割合と取得率は?という内容で書いていきたいと思います。
現在、AT限定免許の男女の割合は4対6で、男の割合は増え続けている状況です。
AT限定免許とMTの取得率は6対4となっており、限定なしの普通免許を上回っています。
私が免許を取得した時とは大きく状況が変わってきていますね。
「運転=男らしさを見せつける」のような風潮は完全に消滅してしまいました。
そこで、AT限定免許の取得が増えてきた理由も少しご紹介していきたいと思います。
市販車の98%がAT車
現在、日本市場での新車販売の98%がAT車という状況で、特にアメリカと日本ではその普及率が高くなっています。
MT車自体に触れる機会が少ないならAT限定免許で何の問題もない、というのも納得ができますね。
AT限定のほうが教習費用が安い
自動車教習所でのAT限定免許コースのほうがMTの普通免許コースより2~3万費用が安くなっています。
更に技能実習においても、MTコースが34項目あるのに対して、AT限定コースが31項目と少なく、習得しやすいということも理由の一つになっています。
安く、早く運転免許を取得したいと考えるならこの点も納得ですね。
20代の男女のAT限定免許に対する意見
男ならやっぱりMTでしょ
車が動くならどっちの免許でもいい
男でAT限定恥ずかしいですよね
免許の種類より車庫入れとか縦列駐車をちゃんと出来る方が大事
MT車乗らないしね
教習の費用もやすいので
といった感じで、男性には少し昔の名残がある意見もありますが、女性には実用性を考え全くAT限定免許への偏見はありませんでした。
市販車の仕様の変化、車を生活の足と考える人が増えたことで、男女ともにより一層AT限定免許の取得は増えていきそうですね。
MTとの違いや限定解除の方法もご紹介
MT免許持ってるだけで、運転しない人は、MT車に乗ってる人を見ると、MTは怖くて運転出来ないって言うんですよねぇ
#とれせん pic.twitter.com/WLEdiJzA9L— MINI (@MINI82138464) June 28, 2021
ここでは、MTとの違いや限定解除の方法もご紹介という内容で書いていきます。
MT運転とAT運転の一番大きな違いは、ギアチェンジの時の操作を全て自分の手で行うか、車のコンピューターが自動で判断して行うかという点です。
今では珍しくなってしまったMT運転ですが、その特徴、メリットやデメリット、AT限定免許からMT免許に限定解除をする方法もご紹介していきます。
MT運転との違い
MT運転とAT運転には様々な違いと特徴があります。
その違いを詳しく説明していきます。
MT(Manual Transmission)運転の特徴
変速時の操作を運転する人が全て行うため、クラッチとアクセルを巧みに使いながらその時の状況に合わせてギアを変える必要がある。
アクセル、ブレーキとは別に第三のペダルであるクラッチをAT運転では使わない左足で踏み、同時に片かた手でシフトレバーも操作するという複雑な動きになる。
MT(Manual Transmission)運転のメリット・デメリット
メリット
- シフト操作・クラッチ操作を速度に合わせて行い、ギアチェンジをするために操縦をしていると言う実感を味わえる。
- エンジンブレーキが効きやすいため、長い下り坂や前の車に近づいた時もブレーキ無しのアクセルワークだけで速度を調節出来る。
- クラッチ操作が必要なため、最近お年寄りにもありがちな、アクセルとブレーキの踏み間違いが起こらない。
デメリット
- 片手でシフト操作、左足でクラッチ操作とハンドル以外の操作で、運転が複雑で面倒になる。
- 発進時の半クラッチが難しく、エンストを起こしたり、発進する時の車の動きがぎこちなくなることがある。
- 坂道発進の際は半クラッチやサイドブレーキを使用するなど運転技術が必要。
- AT車とは違いクリープ現象が無いため、渋滞時には頻繁にクラッチ操作をする必要がある。
AT(Automatic Ttransmission)運転の特徴
ギアチェンジの操作が簡単な上、変速時の操作が無く、アクセルを踏んでいれば車がギアを自動で変えてくれる。
運転時の操作が少ないので、女性や高齢者も扱いやすい。
AT(Automatic Ttransmission)運転のメリット・デメリット
メリット
- シフトレバーをDレンジにいれておくだけで、発信から加速までの操作がなく、自動で変速してくれる。
- ギアチェンジの操作がないため、運転に集中できる。
- 変速ショックが少なく、エンストが起こる心配もない。
- クリープ現象があるため、渋滞時右足の操作だけで楽に運転できる。
デメリット
- 操作が単純なため、操縦しているという感覚をあまり感じられない。
- 最近では、誤発進制御機能が搭載されたものが増えた事もあり軽減はされているが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進の恐れもある。
- スポーツモードなどの精度の高さにより軽減はされてきているが、MTよりもエンジンブレーキが効きにくい。
車の好みや用途、運転の仕方により感じ方は様々ですが、MT運転とAT運転どちらにもその特徴によるメリット・デメリットがありますね。
限定解除の方法
AT限定免許の方が、MT免許を取りたくなった時の限定解除の方法をご紹介します。
限定解除の方法には下記の二つがあります。
運転免許センターで手続きをする
運転免許センターで技能審査を受け、合格した段階で手続きを行う方法。
- 最短で即日に発行される
- 費用は受験料(1,450円)、試験車使用料(1,550円)と安い
- MT車の操作に慣れていないと一発合格は至難の技
日数、費用はかかりませんが、技術がないとかなり難しいですね。
自動車教習所で手続きをする
教習所内のコースで講習を4時限受講し、技能試験受験、合格後に手続きを行う方法。
4時限の受講が必要
- 講習費用(50,000円前後)、不合格の場合は補習費用(5,000円前後)、検定料金(6,000円程度)がその都度必要
- MT車のクラッチ操作を身に付けられるのが最大のメリット
費用はかかりますが、確実に慣れないクラッチやシフトレバーの操作を演習できます。
このような二つの方法で限定解除の手続をすることが可能です。
MT操作に慣れていない場合は費用はかかりますが、クラッチ操作をしっかりと練習できるという点で自動車教習所の講習を受けるという手続きの方法をオススメします。
まとめ
一言にオートマと言っても
メーカーによってレバーの位置や操作方法が異なる
ゲート式
ストレート式
ダイヤル式
コラムシフト
これ以外にもパドルシフトなどがある。
教習所では、そこにあるAT車だけしか運転しないのでシフトタイプが異なるAT車の扱いにくさといったら…
やっぱりMT車だね pic.twitter.com/Gn3nFwDAep— 白いスポーツカーに乗る女 (@fW4EEVbqqIkrMFo) August 23, 2018
今回は、AT限定免許男の割合と取得率は?MTとの違い限定解除の方法も紹介!、という内容で書いてきましたがいかがでしたか?
「日本市場での新車販売の98%がAT車」という時代、AT限定免許の取得率が増え、更には男性の取得率が増えているというのは納得のいく結果ですね。
MT運転との違いもご紹介しましたが、車が趣向的なものから実用的なものへと意識が変わってきたことがよくわかります。
私自身はどちらかというと、運転を操縦ととらえ、そういう意識で車に接してきました。
スポーツカーでさえもAT仕様になり、以前のATより性能も格段に上がっています。
MTの必要性が無くなってきていることは事実ですが、操縦する楽しさ、実感はMT特有のものだと思っています。
もし、あなたがAT限定免許から限定解除を取り、MT車を運転してみたいという気持ちになったら、操縦する楽しさを思う存分味わって欲しいと思います。